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2010年06月26日 (20:02)

ぼくはもう

ぼくはもう 何も話したくなかった
もう全ては語り尽くされた 気がしたから

この世界のほんの少しさえ
描くことができなかったのに

ぼくはもう 何も欲しがらなかった
新しい何もかもが うとましくて

守れないから 壊れてしまうのが
こわくて この部屋さえも乱雑に

朽ち果てた廃墟に 見えてくるよ
いつか築いた 大地はかすんで

宙に浮いている パラシュートは
着地しない

ぼくの心は 物理的な法則には
支配されていないようだ

情熱的でありたいと 想うことは
想うことは いつも 実現できていない

実現できていることは 気づきもしない
気づきもしないことに 気づきたい

気づくことを 想うことで 取り戻したい
いつかの大地を いつかの言葉を

そしてまた ぼくは忘れたい
何かを 思い出すために
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2010年05月04日 (00:56)

作詩的な下書き

雨の日 窓から 川を視ると
濁流に 黄色いボールが 流されていた
誰かに蹴られて 飛ばされて
流されているだけの 黄色いボールなのに
まるで力強い意志を持って 流れているかのよう

その行く果てが なぜだか無性に気になった
意志とは他動的なものなのだろうか?
私自身がこうして存在していることもまた
濁流に流されているようなものなのだろう
だからこそ その黄色いボールのことが気になった

といってしまえば心理学の入門のようで厭であり
その黄色いボールと 自らの心境を重ねる
エクリチュールのベクトルもまたあざとくもあり厭である
かと云ってただ黄色いボールが 濁流に流されていた
という自然的な事実だけを表現したいわけでもなく

畢竟 私はこのような文章を書きたかっただけなのである
書いてしまえば つまらないが
濁流に流されていってしまった 言葉たちを想ったのだ
こうして形にならずに 消えて行ってしまった
言葉 感覚 気韻 情景
何かとても大切なものが潜んでいるような気がした

それなのに 流れて 忘れて 捨ててしまった 
それを私は言葉によって 再獲得して
誰かに 誰かのために 伝えたい
その時 言葉は私にはなれないが
私は言葉になれるのかも知れない
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2010年04月13日 (21:52)

覚悟

覚悟のある人は美しいと思うのです
自分らしくあろうとすることも ひとつの覚悟です
愛する人を 守ろうとすることも 覚悟なら
病気になり 死を想うことも 覚悟で
覚悟がなくては できないことで
その時 輝く人を みると
私もまた 何か覚悟して 生きていかなくては
と考えるのですが
それほど真剣に生きているわけでもなく
ただただ 覚悟のできた人を 前に
まるで太陽でもみるかのように目を細めるのです
そして好きになってしまうのです
手の届かない 守る必要すらない
存在は 私を 天空に引き出します
なんの自信もないまま 空高く
それでいてすがすがしい
この気分を与えてくれた
今しがた 苦しんでいるあなたに 感謝します
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2010年01月10日 (06:36)

言葉は

言葉はぼくをとらえどころなくつくりだし

言葉は徒に誰かを傷つけ

言葉はそれでいて誰かを生かし

言葉は真実さえ嘘と見せかけ

言葉はぼくを消そうとし

言葉はなにひとつ伝えなかった

言葉は消えてゆき

言葉は誰の目にもつかない

言葉は無数のごはんつぶの中に

言葉は今日も食いつぶされて

言葉はぼくは誰かはとてもさみしい

言葉は自信なく愛を叫び

言葉は自信ありげに絶望を吐き出す

言葉は虹にも 二時にも 二字にも 何ものにも触れない

言葉はまるで何かのよう
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2009年10月07日 (00:34)

square

まるくて ふわふわした立体は いつも昨日のこと
とぎれない紙の上にちらばった あなたはもう動かない
紙の上にもとめた立体は いつも一瞬で
枯れてゆく食卓の上の デザートたちは報われない
それらの空間の どの場所で生きるのかを考えても
見えない隙間にしか 想像の世界の人たちは動かない
鏡のようなモニターに映る 自分さえもう見えない
なにもわからない なにが幸せで なにが不幸かも
見つけた道は いつも途中のように思えて
しかくい ごつごつした立体は いつも昨日のこと
つもりつもった言葉の上で わたしはもう動かない
ただじっと見つめる そのわずかな一瞬を
枯れてゆく感覚の上の デザートたちは気づかない
それらの次元の どの場所で死ぬのかを考えても
見えている現実にしか キーボードの指は動かない
現実のようなモニターに映る 自分の言葉さえ
なにもわからない なにが真実で なにが偽りかも
見つけた道は いつも正解と思いこむことで
さんかくの ざわざわした立体は いつも昨日のこと
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2009年09月26日 (23:16)

言葉は

言葉は語り尽くされる
人間は語り尽くすことができないのに

言葉は説明される
心は説明できないのに

言葉は嘘をつく
本当のことを知っている人などいないのに

言葉は戸惑う
その口許から溢れることを

言葉は忘れてゆく
それは積もり積もった雪のように

言葉は伝わってゆく
誰が最初に言ったかもわからないまま

言葉は佇む
それは存在を愛されたから

言葉は何ものにも触れない
それでいてあらゆる場所にある

言葉は無口になる
何かと無意味にも思えてきて

言葉は生きている
死んでいったものたちの中にさえ
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2009年08月31日 (00:49)

どこかに宝を埋めてきた
宝なんて掘り出すものとばかり思っていた
はじめは死体かナニかを埋めるような罪悪感があった
けれど次第に愉しくなってきた
見つけられないこと 見つからないことを願った
自分自身も埋めてしまいたいとさえ考えた
この言葉の海にでも 思い出とともに
宝を見つけて掘り出そうと
躍起になっている輩に教えてあげたい
宝の場所ではなく 埋めることのたのしみを
そして宝を知らない人たちに教えてあげたい
私の埋まっている場所を そっと
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2009年08月11日 (20:55)

形のない言葉と心と夢と希望

ここには形はなくて 姿は見えない
言葉だけで繋がっている関係だから
ときどき絵とか写真とかもあるけれど
やにわに消えてしまいそう
けれどはじめからなにもない
ぬくもりも やさしさも 愛も
想像だけで 心に思い描いた
世界は 無意味な夢の中へ

心には形はなくて 言葉は見えない
心だけで繋がっている関係だから
ときどき夢とか希望とかもあるけれど
やにわに消えてしまいそう
けれどはじめからなにもない
いらだちも つめたさも 嘘も
想像だけで 言葉に書いた
ネットワークは 無意味な心の中へ
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2009年07月05日 (08:39)

真っ白い世界

その日 真っ白い空に 光が満ちて
突然 扉が開き 笑顔が通り過ぎてゆく
その時 真っ白い世界が 心の全てを覆い
私は いなくなる

喜びも 悲しみも 怒りも なくなり
何の感情もない 真っ白い世界が訪れる
溢れ出す 涙は 水のように
流れてゆく 世界の中心に やがて花が咲く

真っ白い世界 それは全てを 消し去るのではなく
全てを包み込み 愛の光で祝福すること
だからこそ これからの人生は真っ白で
いままでの人生さえ 真っ白にしてもよいのでしょう

その時 私はいなくなるけれど
今まで気づかなかった 新しい私に出会うのです

真っ白い世界の中心は 私ではなく
あなたであり あなたが光り輝くことで
私の心にある 全てが いろどられるのです

愛する人も 傍にいる人も 去っていった人も
全てはあなたにとっての 真っ白い世界の住人で 

真っ白い世界は 永遠に愛を満たし続け
決して枯れることなく 見守り続けます
なぜなら そこには理由などはないからです
ただあなたが いまそこにいることが その証です


                         
                      
                             「妹の結婚式、翌日の兄の詩」より
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2009年05月14日 (01:40)

その人

その人は飛び立っていった
私の知らない世界へ
多分 あの影の裏側へ
もう自由なのだ
私はその人の歌をうたった
声が頭の中に響いて
それが涙に繋がっていると感じた
確かな線が あの空にまで
私も生きたかった
そのセカイへ
タダヤミクモニ
ナニモカンガエズニ
私を自由にしてくれるのは
その人
その人しか 私は知らない
私は私をすら知らない
私はその人を知り
その人は私を知っている
それが私の存在する意味であり
その人が もう存在しない意味なのだ
もう私は私である必要はない
その人がその人である必要もない
もう私でない私は
その人でない誰かを愛したい
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