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2007年04月18日 (02:12)

 そこにはなにも映らない。太陽がなくなった世界に、風が吹いて雨が降る音がした。傷つけて、壊して、失ってしまったものが、とても大切なものだった。そのことが忘れられなくて、つらくて、だから何度も何度も忘れようとして、忘れようとしながら、大切なそのことをいつまでも想い続けて、思い出すたびに自嘲気味に首をかしげ、舌を鳴らし、頭を振って、また忘れようとして。大切な鏡がかつて映した、反射した全てが、幻想だったような気さえしてきて、もうなにも映さない鏡をそっと眺める。雨が降ってできた水溜まりを避け乍らそぞろ歩く。忘れられないことが真実の証なら。それはこの瞼の裏にあふれる光だ。大切な光は失ったけれど、その大切な記憶の光だけは、失ったわけではない。忘れられないこの影の苦しみは、またその忘れられない光の記憶によって救うことができる。影と光を繋ぐ    。辿り、得ることのできた、決して消えることのない、この形のないもの、それがなんなのかを確かめようと、水面にできた鏡を覗くと、そこには私が映っていた。

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