輝かしい者
突然 世界の終わりがきたのに
窓辺には明るい陽が差している
いつの日か いつの日か 今の 今にも
もっと光がほしい それ以上にもっと闇がほしい
まぶしくて目も開けられないほどの
きっとその哀しみも きっとその喜びも
みえなくなってしまえばいい こわれてしまえばいい
静かに眠って また目が醒めて
たどりつけない 明日に
永遠の毎日が 繰り返される
美しい その体が 美しい その瞳に
なんで なんでこんなに体が熱いの
どうして どうして 瞳に涙が溢れるの
その理由をいくら探しても
窓辺には明るい陽が差している
古めかしいくすんだ色のベッドを照らしている
椅子とテーブルが無造作に転がっている
ただそれだけでいい そんな翳りゆくものによって
毎日が永遠に続けば きっといつか明日がくる
そのときはもう
あなたが何を話しているのか 全くわからない
ただ想像した その言葉のみで
形成された 輝かしい者よ
形成された 輝かしい者よ
形成された 輝かしい者よ
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