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2007年04月23日 (00:16)

もしこの部屋が宇宙だったら

 部屋の壁は、光の速度で私から遠ざかる。だから私は部屋の外に出ることができない。部屋はどんどん広くなっている。無限を感じるほどに広い部屋。この部屋の外には何があるのだろう。確かめようにも、壁は光の速度で遠ざかるから、もう触れることすらできない。部屋はどんどん大きくなる。ここが中心と思っていたけれど、もしかしたら最果てなのかも知れない。だとすればあの部屋の壁が中心なのだろう。私はこの床にしかれたカーペットのようなものだ。私から光の速度で遠ざかる壁、天井、床、窓、扉。家はばらばらにならないのだろうか。けれどそんな心配を余所に部屋はただ光の速度で大きくなってゆくばかり。そしてそれを感じることさえできないのは、私そのものさえ光の速度で大きくなっているから。そんな突拍子もないことを思いながら、私は床に腰を下ろし、そっと壁に頭をもたれて、天井を見上げた。夜空には今のいまにも数多の星が瞬き、地球の裏では太陽が燃え、世界には愛と涙が満ちあふれ、あの光が宇宙の最果てまでを照らしていることだろう。そしてそんな眼に見えない全てによって、この宇宙がつくりあげられている。もしこの部屋が宇宙ではなくて、この宇宙が部屋だったなら。私は真っ先にその部屋の窓から外を眺めるだろう。そこにはこれから私がつくる世界の風景が見えるはずだから。

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