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2007年05月16日 (13:21)

鮮暗

絶望と希望が踊る 鮮やかにその暗がりに 溶けこむ光

短歌の解説

昨夜、キリヤ氏の映像を観ていて「鮮やかさ」と「暗さ」は、一見、対立するようでいて、実は同居できることに気づかされた。このもどかしくもあるが心地よい感覚を短歌にしてみた。まるで深海の底に差し込んだ光を眺めているような幻想的な映像。鮮やかさと暗さが同居可能ならば、その逆に「くすんだ感じ」と「明るさ」もまた同居することができるのだろうという確信。それは古いフィルムで撮った露出過多気味の写真などに発露するあの感覚だ。川内倫子の写真などは一寸それに近い。私はそれをうたたね調と呼んでいる。このキリヤ氏の感覚は鮮明の明の部分だけを逆にして「鮮暗」と勝手に名付けてみた。こんな感じでいろいろな対立する概念が実は、同居しながらその色を醸し出している、と云う世界の見方を再獲得できたような気がしたのだった。
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2007年05月11日 (09:39)

別れの歌

去る人を追うことをせず立ち止まり佇む時はなにを想わん

短歌の解説

「佇む時」とは時が佇んでいるという意味の擬人法が含まれている。この場合、「人」と「時」には、ほぼ等価な二者の関係性が成り立っていることに注目してほしい。つまり去って行く人とは、去って行く時でもあり、また佇む時とは、佇む人でもあるのだ。であるから佇む人を、時が振り返り、あの人は何を想っているのだろうか?という視線と同時に、去る人を、時が追いかけられずに立ち止まっているという視線が、静動一如となりひとつの歌の中に織り込まれている。それはつまり人と時の別れであり、人と人の別れによる永遠の関係である。
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2007年05月10日 (01:56)

光の歌

太陽が光ると月は涙した 地球はそれをみて動きだす

短歌の解説

太陽と月と地球。一見、離ればなれで何の関係もないのに、見えない重力という力によってお互いに影響し合っている。そして私はそのことを普段、忘れながら暮らしている。こんなに身近にあるのに、人と人と人との間にさえ、そういう見えない関係がある。それは「幸せ」だとか「愛」だとかいう一見、嘘くさくもあるが果てしない重力をもった言葉になって繋がり、そして私はそのことを普段、忘れながら暮らしている。あるとき私にとってとても大きな存在が現れる。彼女は太陽だ。まるで光を放っているように眩い存在に、私は忘れていた何かを思いだして落涙する。そのとき私は月になる。そしてきっと地球は明日への希望となって動き出すのだろう。目下…、私にとっての太陽はモニターに映りてはヘッドホンに流れる歌声であり、希望は手付かずなまま机上に山積している。
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2007年05月09日 (00:07)

捨てる歌

捨てるほど我が世界にモノ溢れクズに溺れて消え行く境


短歌の解説

モノを捨てれば捨てるほど、無駄なモノばかりであったことにまざまざと気づかされて、なんだか部屋にあるものがクズばかりに思えてくる。その中に溺れればどこまでが私のモノであり、どこまでが私のモノでないのか、その世界の境界線さえも消えてゆき、果たしてそんな境界線で区切ることの意味さえももはや消えゆくようで、それに酔いしれるようにまた捨てているようにさえ思えてくる。
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